けんぽニュース&お知らせ

2025年02月14日

2月は生活習慣病予防月間です。

毎年2月は、日本生活習慣病予防協会が定める「全国生活習慣病予防月間」です。今年のテーマは、「少酒~アルコールは少量をたしなみ、ほどほどに!」です。
生活習慣病を予防するために、この機会に飲酒を含め、ご自身のライフスタイルを見直してみましょう。

生活習慣病とは

生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、発症・進行に関与する疾患群のこと。がん、循環器疾患、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの病気が含まれます。厚生労働省の「国民医療費」調査によれば、我が国の医療費の約3割を占めるとされています。

どんな生活習慣がどんな疾患とかかわりがあるのかは、以下をご参照ください。

食 習 慣 インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高尿酸血症、循環器病(先天性のものを除く)、大腸がん(家族性のものを除く)、歯周病など
運動習慣 インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症(家族性のものを除く)、高血圧症など
喫  煙 肺扁平上皮がん、循環器病(先天性のものを除く)、慢性気管支炎、肺気腫、歯周病など
飲  酒 アルコール性肝疾患など

(出典)厚生労働省 SMART LIFE PROJECT 生活習慣病を知ろう! より

また、生活習慣病は死亡者数の約5割におよぶというデータもあります。リスク要因別の死亡者数の調査では、高血圧や喫煙、高血糖、高LDLコレステロール、肥満など、生活習慣病に関わる疾患が上位を占めています。

リスク要因別の関連死亡者数(2019年)
リスク要因別の関連死亡者数(2019年)

(出典)厚生労働省 「令和6年版厚生労働白書」より

日本生活習慣病予防協会 2025テーマ
「少酒~アルコールは少量をたしなみ、ほどほどに!」

昨年、厚生労働省は「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表しました。アルコールによる、健康障害の発生を防止するためのものです。

全国生活習慣病予防月間2025では、「女性のための少酒」として、とくに女性とアルコールに焦点をあてています。女性は一般的に、男性と比べて体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も少ないため、アルコールの影響を受けやすいとされています。
女性に限らず、お酒とはほどほどに付き合いましょう。

リスク要因別の関連死亡者数(2019年)
  • 自らの飲酒状況などを把握する
  • あらかじめ量を決めて飲酒する
  • 飲酒前、飲酒中に食事をとる
  • 飲酒の合間に水を飲む
  • 1週間のうち、飲まない日を設ける

(出典)厚生労働省 「健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて」より

生活習慣病を予防する生活とは

生活習慣病は、生活習慣を見直すことで発症の可能性を軽減できる場合があります。
日々の暮らしで、どのようなことに注意すればよいのか、下記を参照して生活を改善してください。

身体活動・運動

身体活動量が多い人や、よく運動している人は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗しょう症、結腸がんなどのり患率や死亡率が低いことが知られています。また、身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことも認められています。
まずは生活の中で、今よりも10分多く体を動かすことを心がけてみましょう。

栄養・食生活

バランスのとれた適切な量と質の食事を、1日3食規則正しく食べること。これが健康の土台となります。生活習慣病を予防するためには、食生活を整えることが重要です。自分の適正体重を把握し、維持するようにしましょう。

たばこ

喫煙は、がん、循環器疾患、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの生活習慣病の最大の危険因子です。また、受動喫煙は、虚血性心疾患や脳卒中、肺がんに加え、乳幼児突然死症候群(SIDS)などのリスクを高めます。
ご自身の健康のためにはもちろん、家族や周囲の方の健康のためにも、禁煙にチャレンジしてみましょう。

歯・口の健康

口腔の疾患は、さまざまな全身疾患と関連していることが報告されています。口腔の健康状態は、全身の健康状態と密接な関連があります。そのため口腔の健康状態の維持、改善は、身体の健康に欠かせないものです。
なかでも歯周病と糖尿病との関連は、広く知られています。その他にも歯周病は、心疾患や慢性腎臓病、呼吸器疾患、骨粗しょう症、関節リウマチ、悪性新生物(がん)、早産・低体重児出産など、さまざまな全身疾患と関連しているのではないかとされています。歯周病を治療して口腔の健康を維持することは、全身の健康維持にとっても大切なことです。