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2025年02月26日
健康食品を買う前に、考えてみましょう。

昨年、健康食品による健康被害が大きな話題となりました。
店頭では今もさまざまな健康食品が並び、テレビでもCMが放映されています。私たちは今後、いわゆる健康食品とどのようにかかわっていけばよいのでしょうか。
その目安について、ご紹介します。
いわゆる健康食品とはどんなもの?
いわゆる「健康食品」と呼ばれるものについては、法律上の定義はなく、医薬品以外で経口的に摂取される、健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売されたり、そのような効果を期待して摂られている食品全般を指しているものです。実際に「健康の保持増進効果」があるかどうかが確認されているものもあれば、そうでないものもあります。
そのうち、国がその「健康の保持増進効果」を確認するのが、「保健機能食品制度」です。保健機能食品には「特定保健用食品(トクホ)」と、「栄養機能食品」「機能性表示食品」があります。
厚生労働省の2019年国民生活基礎調査によれば、日本人男性の21.7%、女性の28.3%がサプリメントや健康食品を利用しており、私たちの生活に浸透していることが分かります。
健康食品の分類

(出典)消費者庁 健康食品 より
健康食品を選ぶ前に
健康食品の購入を考える前に、「本当にその健康食品が必要かどうか」を今一度考えることが大切です。
バランス良く日々の食事を摂っていれば、栄養がそれほど不足することはありません。
足りない栄養素を気にするよりも、食事全体のバランスを考えていきましょう。食事のバランスをチェックする際は、厚生労働省・農林水産省が共同で作成した「食事バランスガイド」を参考にしてください。
健康食品を選ぶ際に気をつけること
健康食品を選ぶ場合は、下記のようなことに注意してください。
成分名を見る
原材料の表示に、「○○抽出物」「××エキス」「△△菌」「◎◎粉末」「○×酵素」などの表現に注意してください。このような表示は、「それぞれの原材料に含まれる具体的な物質名が不明」な場合があります。
また、いろいろな成分を複数添加している製品は、成分同士が互いにどのような影響を与えるか(特に悪い影響)について、あまり検討していない場合もあります。
含有量を見る
健康食品の有効性や安全性を判断する際に、「量」の情報が必要です。量が表示されていないということは、製造者側の品質管理ができていない可能性があり、有効性も安全性も分からない製品である可能性があります。
問い合わせ先を確認する
成分や含有量など製品についての質問や、摂取していて何かあったときなどのために、問い合わせ先(製造者や販売者など)が表示されていることも必要です。製造者・販売者・輸入者などについての表示は、食品表示法で決められています。
健康食品を使う前に
健康食品を使用する場合は、以下のポイントを確認してください。
薬のような使い方をしない・薬と併用しない
健康食品と薬は、全く別のものです。健康食品を薬と同じように使用していると、病気の治癒が遅れたり、症状が悪化したりすることがあります。病気にかかっている人や薬を飲んでいる人は、健康食品を自己判断では使わず、使うときは必ず医師・薬剤師に伝えてください。
アレルギーに注意する
健康食品は自己判断で購入するものなので、アレルギー反応があるかどうか、自分自身で注意しましょう。
ふだんから使用状況のメモをとり、体調に異常が生じたら摂取中止、保健所へ
健康食品を使用する場合には、「どんなものを」「どれくらいの期間」「どれだけの量」摂取したのか、メモをとるようにしましょう。体調に異常を感じたら、すぐに使用を中止して医療機関を受診し、保健所へ報告してください。
インターネット通販に注意!
インターネット通販でも、気軽に健康食品を購入できます。しかし「手に取って製品を確認できない」「表示されている詳細が分かりにくい」「対面で質問できない」などのデメリットもあり、購入前に品質などを確認することが難しい場合があります。違法な健康食品(医薬品成分などが添加された「無承認無許可医薬品」)として公表された製品は、そのほとんどがインターネットで販売されているものでした。
使用経験のある製品の再購入などは問題ありませんが、あまりよく分からない製品を確認が不十分なままインターネットで購入することは、慎重に検討してください。