けんぽニュース&お知らせ
2025年03月05日
3月1日から8日までは「女性の健康週間」です。

毎年3月1日から3月8日までは、厚生労働省が定めた「女性の健康週間」です。また国連では、国際婦人年である1975年3月8日にその日を「国際女性の日」と提唱し、その後、1977年の国連総会で議決されました。
女性の方はもちろん、周囲の方も含めて女性の健康について考えてみましょう。
「女性の健康週間」とは
ライフスタイルが多様化し、女性の生き方も変化してきています。どのようなライフステージでも、女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を過ごすのは大切なことです。
そこで厚生労働省では、女性の健康に関する知識の向上と、女性を取り巻く健康課題に対する社会的関心や理解を深めることを目的とし、女性の健康週間を定めて全国的に活動を展開しています。
女性の心身は思春期、妊娠、出産、高齢期とライフステージごとに大きく変化します。健康な日々を送るためには、ホルモンバランスの影響や自分自身の体について知り、うまく付き合っていくことが重要です。
また、働く女性も増え続けており、女性の健康を考えるうえで職場や周囲の理解も欠かせなくなってきています。
女性の方はこの機会に、自分の身体と向き合ってみましょう。
女性就業者数の推移
(出典)総務省統計局「労働力調査(基本集計) 2024年(令和6年)」より
女性特有の病気
女性には、女性特有のがん(子宮頸(けい)がん・乳がんなど)があります。また最近、女性に増えてきているのが大腸がんです。いずれの病気も、早期にはほとんど自覚症状がないため、早期発見のための定期的な検診やセルフチェックが重要です。
アルプス電気健保でも、女性の検診を推奨しています。年に一度はご自身の身体をチェックしてみてください。
女性特有のがん
乳がん:30代から増加し、40代後半が発症のピークです。自己触診(セルフチェック)と検診で、早期発見を心がけましょう。
子宮頸がん:近年、20代後半~30代の発症率が増加傾向です。検診で早期発見すれば、完治する可能性が高まります。予防のためのワクチン接種も考慮してください。
子宮体がん:40代~60代(閉経前後)に多く、近年増加傾向にあります。 初期症状としては不正性器出血・茶色や黒色のおりものが出現します。症状が現れたら、速やかに医療機関を受診しましょう。
卵巣がん:40代~60代に多いとされますが、どの年代でもみられます。 初期には自覚症状がなく、早期発見が難しい病気です。子宮がん検診の際、卵巣の超音波検査もあわせて受けることで、早期発見が可能となります。
女性と喫煙、アルコール
女性の健康について考えるとき、重要になるのが生活習慣です。
喫煙、飲酒、食事、睡眠など、日ごろのライフスタイルについても、この機会に省みてみましょう。
女性と喫煙
タバコは血流を悪くし、ビタミンCを破壊するためシミやシワ、たるみなどの原因になるとされています。さらに喫煙本数が多い人ほど閉経の時期が早まり、骨粗しょう症の可能性が高まるともいわれます。
また、女性の喫煙による妊娠出産への影響として、早産、低出生体重・胎児発育遅延などがあります。また生殖能力低下、子宮外妊娠、常位胎盤早期剥離、前置胎盤を引き起こす可能性も指摘されています。
さらに妊娠中は、妊婦本人の喫煙(能動喫煙)だけでなく、受動喫煙であっても乳幼児突然死症候群の要因となることが指摘されています。
女性とアルコール
女性の飲酒は(1)血中アルコール濃度が高くなりやすい、(2)乳がんや胎児性アルコール症候群などの女性特有の疾患のリスクを増大させる、(3)早期に肝硬変やアルコール依存症になりやすいなど、女性特有の飲酒リスクがあります。
女性は男性より酔いやすい体質を持っており、急性アルコール中毒などの過度の酩酊リスクが男性より高く、男性以上に飲み過ぎには注意が必要です。また体へのダメージという点でも、女性は男性の半分程度の飲酒量でも肝臓にダメージを来します。重症の肝障害である肝硬変に至る飲酒量も、男性の2/3程度であるなど、多くの研究で女性の肝臓はお酒に弱いことが示されています。