医療費について・支払基金の役割

私たちは病気やケガで病院などを受診した場合、窓口で自己負担分の医療費を支払います。
残りの保険者(健康保険組合など)負担分は、社会保険診療報酬支払基金を通して請求・支払いが行われます。
その仕組みについて、ご紹介します。

医療費について

社員やその家族が病気やケガで病院などを受診すると、病院ではその医療費を1カ月分ごとにまとめて、保険者(健康保険組合など)に請求します。医療費は、診察料、検査料、処置料、手術料、投薬料などの項目に分かれており、それぞれ細かく金額や算定方法が決まっています。

医療機関と保険者との請求・支払いは、直接行うのではく、社会保険診療報酬支払基金という機関を通して請求・支払いを行います。医療機関はレセプト(診療報酬明細書)を作成し、「診療報酬」として自己負担額を除く医療費を、支払基金(社会保険診療報酬支払基金)へ1カ月単位で請求します。

支払基金の役割

社会保険診療報酬支払基金(支払基金)は、各医療機関から提出されたレセプトが適正であるかどうかを審査し、医療費を各医療機関へ支払います。支払基金の審査を経て健保組合に請求が来るのは、受診された月より約2カ月ほど後になります。
支払基金の請求にもとづいて支払った医療費は、支払基金を通じて医療機関に支払われます。

医療費請求・支払いのしくみ
医療費請求・支払いのしくみ