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2023年04月05日
4月から「出産育児一時金」が増額になります。

出産育児一時金は、出産にかかる経済的な負担を軽減するための制度です。
2023年4月より健康保険法施行令等の一部改正で、出産育児一時金の金額が改定されることになりました。
4月1日以降に出産を予定されている方は、詳細をご確認ください。
「出産育児一時金」の金額は?
出産育児一時金は健康保険法等に基づく保険給付として、健康保険の被保険者または被扶養者が出産した際に、一定の金額が支給される制度です。
近年、出産費用が年々上昇するなかで、平均的な出産費用をカバーできるようにする観点から、2023年4月以降の出産について、給付額が42万円から50万円へ増額されることになりました。
産科医療補償制度(※)の 加算対象出産の場合 |
産科医療補償制度(※)の 加算対象外出産の場合 |
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2023年3月31日まで | 42万円 | 40.8万円 |
2023年4月1日から | 50万円 | 48.8万円 |
※産科医療補償制度とは、出生した子が脳性麻痺となり、一定の障がい状態となった場合の補償制度で、分娩を取り扱う医療機関などが加入する制度。制度の加算対象は、在胎週数が22週以上であることなど基準があります。
「出産育児一時金」もっと詳しく
「産科医療補償制度」もっと詳しく
対象となる出産は?
「出産」は妊娠4カ月(85日)以上の出産を指し、妊娠85日以上であれば死産、流産(人工流産を含む)または早産を問わず、給付を受けることができます。
今回の出産育児一時金の改定は、2023年4月1日からの出産が対象となります。
2023年3月31日までの出産は、改定前の金額での給付となります。
支給方法、申請方法は?
出産育児一時金の給付を受ける際の手続きは、医療機関などが「直接支払制度」を利用していれば、出産育児一時金が医療機関へ直接支給されます。利用者の申請は不要です。事前に医療機関などへご確認ください。
支給方法については、ほかにも「受取代理制度」や、いずれの支払制度も利用しない方法もあります。
詳しくは、「子どもが生まれたら 出船育児一時金」でご確認ください。